商業銀行の経営 2008 3 23

 最近は、お茶の間でも、銀行経営のことが話題になるようになりました。
しかし、「銀行経営」といっても、抽象的ですから、
ここでは、図で説明するのも興味深い試みかもしれません(一種の思考実験)。
 まず、図Aを見てください。
これは、よくある貸借対照表(B/S)を簡略化した図です。
 以下、簡略化した図を使います。
専門家は違和感を感じるでしょうが、
誰でもわかりやすいように簡略化(デフォルメ)します。
 さて、銀行の貸借対照表は、どうなるか?
これは、かなり特徴的な貸借対照表になると思っています。
それが、図Bのようになると思います。
図(面積)にすると、「資産」や「負債」に比べて、「資本」の面積が小さくなると考えています。
 「なぜ、預金が負債なのか?」と思われるかもしれません。
確かに、預金者にとっては、預金は資産でしょうが、
銀行にとっては、預金とは、いつか利子をつけて預金者に返済する借金(負債)です。
「貸出金」とは、融資のことで、「有価証券」とは、国債や株券などです。
 次に、図Cを見てください。
貸出金においては、不良債権が多数発生したり、
株価の下落によって有価証券の評価額が縮小すると、どうなるか?
それを、図で(面積で)表現すれば、図Cのようになると思います。
(続きは、またの機会に・・・・・。)

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